ビジネスのターゲットを変えれば、新しい副業の可能性が見える
この記事では、副業のアイデアを閃く方法として、「ビジネスのターゲットを変えてみる」という考え方を紹介します。
商売では通常、その商品やサービスを「手にする人」に向けて、 宣伝をするのが普通です。
しかし、その「手にする人」に「関係する人」を商売のターゲットにするという手法もあります。
このように、ビジネスのターゲットを変えることについて、この記事で簡単に紹介します。この記事を読めば、 あなたの副業ビジネスにおいて、何かいいアイディアに繋がるかもしれません。参考にしてください。
ギフトを送りたい人を、ビジネスのターゲットにする
ギフトを販売するビジネスは、「(ギフトを)手にする人」に「関係する人」を商売のターゲットにする一番典型的な例です。
ギフトは、「ギフトをあげたい人」がまずそれを購入します。そのため、この「ギフトをあげたい人」が欲しいと思うものが売れるのです。
そのため、ギフトの売り文句としては次のような文章が効果的です。
- 喜ばれる ギフトランキング1位の商品です
- ギフトで失敗したくないなら この商品がおすすめです
こういった表現をすることで、「ギフトがボツになるリスクが減りますよ」とアピールしているのです。
ギフトを受け取る人のことははっきり見えない
このとき、
- ギフト販売者には、ギフトを受け取る人の姿ははっきり見えません。
- また、ギフトを買って渡す人も、ギフトを受け取る人のことを100%正しく理解はできません。
このように、ギフト販売者も買う人も、ギフトを受け取る人のことが100%理解できない。だからこそ、先ほどのような「ギフトを失敗するリスクの回避」の売り文句が生きるのです。
逆に言えば、「もらった人が100%喜ぶギフトですよ」なんて売り文句は、100%のところはウソにしか見えません。言葉の選択を誤っています。ビジネスの対象者となる人を見極めることが重要な事例です。
塾で親御さんがビジネスのターゲット
学習塾の事例も同じですね。学習塾に行くのは子供ですが、塾にお金を出すかどうかを判断するのは親御さんです。
そのため、子供達が来たいと思う塾の姿を宣伝するだけでは足りません。親御さんがお金を出してもいいと思える宣伝が必要です。つまり、「うちの塾に来れば 成績が上がります」という宣伝です。
それ以外にも、親御さんを説得できるような施策・宣伝・あるいは口コミ対策ができているかどうかが、塾の売上を左右するでしょう。
レンタル彼氏として働きたい人が、ビジネスターゲット?
さて、これは最近先生が驚いた事例として紹介します。
「レンタル彼氏」というものはご存知でしょうか?男性とデートを楽しみたい女性のお客さんに対して、彼氏役の男性を派遣するサービスです。当然、お客である女性がデート費用や彼氏役男性派遣費用をすべて支払います。そのため派遣業者としてはハイスペックな男性を雇うことが必要だろうと、皆さんも考えるのではないでしょうか。
しかし、派遣業者によっては、「男性は誰でもなれますよ」と謳う業者もいます。これは、一体どういうことなのでしょうか?
働こうとする男性から登録料を取る
実は派遣業者の中には、レンタル彼氏として登録したい男性から「登録料」を取るところがあります。その額、数万円になるところも。
これは、「レンタル彼氏になれば楽して稼げる!」と考えている男性の心理をついています。つまり、登録後にデートの依頼を受けて稼げばいいのだからと考え、最初の登録料を数万でも払うことに抵抗がないのです。
指名が入らない男性も
しかし、数万円を払ってせっかくレンタル彼氏になっても、女性からの指名が入らなければ一向に稼げません。
加えて、「男性は誰でもなれますよ」といって、何百人ものレンタル彼氏を登録させている派遣業者です。女性の目に留まるくらいカッコよくなければ、一度も仕事が来ないまま終わります。
そうなると結局、男性は派遣業者に登録料を払っただけで、一度もレンタル彼氏として稼げずに終わるのです。
レンタル彼氏を大量に登録させて稼ぐビジネスモデル
上記のような状態になると、「レンタル彼氏を大量に登録させて稼ぐビジネスモデル」が成り立ってしまうのです。これが派遣業者の意図的か意図的でないかはわかりません。仕事が一度も来なかったと訴えられるリスクすらあります。
そのため、ビジネスのターゲットを変えてみるという話の良例ではありません。ですが、そういうビジネスの逆転の発想もあるということだけ、覚えておいてもらえれば、あなたの副業のビジネスモデルのアイデアに繋がるかもしれません。
ただし、訴えられるリスクがあることは副業にしないようにしましょう。
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